皆さんこんにちは。
タイトルにもある通りなのですが、こういった紹介で売り出してる映画や本ってありますよね。
「予想外の結末」とか「この展開は予測不可能!」とか。
そういった作品は確かに終盤辺り物語がぐわんぐわん動いて面白くはあるのですが、
もうそれ自体が既にネタバレになっちゃってるのがなあ……というのがなんともモヤモヤします。
「あっ、これそういう感じなんだ」って身構えてしまうので、イマイチ衝撃が身体の中心まで届かないというか
「うわああああああ!」っていうより
「おぉ……きたぁ」ってカンジです。
個人的にはこういった紹介をつけるのはやめて欲しいと思っているのですが、しかし完全にそう思っているわけではありません。
もどかしいジレンマ
もしこういったキャッチコピーがなくなったとしましょう。
そうなると、その作品に興味が沸くこともなくなり、結果として手に取ることもなくなってしまうのです。なんとも難しい話です。
話題にするためにそういったキャッチコピーを使わざるを得ず、使わなかったら見向きもされない可能性がある。
出版業界の方が頭を悩ませるのも頷けます。さてこのジレンマを解消するにはどうすればいいのでしょう。
紹介文はこれくらいにして欲しい
個人的にそういった展開がある作品の紹介文を自分が書くとしたらこんな感じです。
この本、スゴいんです。何がスゴいかってもうスゴい。
今あなたが考えているものよりもっとスゴい。マジスゴい、ヤバい。
ヤバいから読んで欲しい。ホントヤバいから。ヤバくてスゴいから。
こういうのって色々あるじゃん。どれ系のヤバさだと思う?
読んでみれば分かるよ。マジヤバいから。
書店員
とりあえず思いついた紹介文を書きましたが
こんな偏差値2くらいの文章で手に取るお客さんは皆無でしょう、下手すればクレームものです。
ソシャゲで自分が推しまくってるキャラの水着verが出たと発表されたばかりの人にこの文を見せればあわよくば買ってくれるかもしれません。
しかしやはり売るからには衝撃の結末やら大どんでん返しを明記しなければならないのでしょう。
そういった記述をすることなくそういった作品を説明する方法はないのでしょうか。
またはそういう前情報なしにそれらの衝撃系の作品に巡り合う良い方法はないものか……
やっぱりたくさん読むしかない
やはり多読しかないんでしょうかね。
書店員さんなどの書籍説明は本の概要を知ることができ、自分に合った本を選ぶのにとてもいいものですが、本の傾向までもが記されている場合があるので注意が必要です。
そういった情報を一切見ず、ふと目に留まって読んだ本でしかそういった頭を殴られるような衝撃を味わうことはできないのでしょう。
そんな衝撃を追い求めてひたすら多くの作品に触れ、予報された雷より不測の静電気をたくさん経験していきたいものです。