唐突ですが、皆さんは大道芸を生で見たことがありますか?
そもそも大道芸って何?という方もいらっしゃると思います。
大道芸とは路上で行われるパフォーマンスのことで、ストリートパフォーマンスとも呼ばれているんです。
路上でお客さんに対してなにかしらの芸を行い、投げ銭を頂いたり、ときにはイベント会場でパフォーマンスをしたり……要するに道で不特定多数の人の目の前で芸を行えばそれは大道芸なのです。
”出掛け先でたまたまやっていたからそれを見たことがある”という方は多いのではないでしょうか。そして、少し芸を見てその場を立ち去ってしまったり……わざわざ大道芸を見るために外にでる!という方は少数派だと思います。
非常にもったいない!!
大道芸はとても面白く、魅力的なところがたくさんあるんです!
なので大学時代ジャグリングサークルに所属していた私が大道芸の素晴らしさについて語っていきたいと思います。
非常に多彩な芸の数々
これは言うまでもありませんが、大道芸人さんが10人いれば、全て同じ芸になることはありえません。行う芸はとても多岐に渡ります。
ものを投げてキャッチするジャグリング一つをとっても、ボール、こま、シガーボックスとたくさんの種類があるのです。中には、カラーコーンをジャグリングの道具に使っている方もいらっしゃいます。他にもパントマイム、玉乗りや筒の上に板を乗せてバランスをとる芸、手品、一発芸……上げるとキリがありません。
最後が1番盛り上がる
道で行われている大道芸を5分ほど見てその場を去ってしまう人、とっても損をしています! 大道芸人さんは、ラストを一番盛り上げるため、大技は最後にとってあることが多いのです。
最初はお客さんをその場に留めるため、手品などの芸から始まり、そこから徐々にダイナミックになっていくことが多いんですよね。なのでお時間の都合がつく方は、最後まで芸をご覧になることを強くおすすめします。
十人十色の人柄
最初に芸の多様性について述べましたが、大道芸を行うその人自身のキャラクターも当然ながら全く様相が異なります。
”芸人”さんなのでキャラが濃くどの方も面白いです。外見とはまるで違うキャラを持っている方などもいらっしゃいます。色々な大道芸人を見ていくと、自分の中でお気に入りの大道芸人さんがきっと見つかると思いますよ。
テレビと生では迫力が全然違う
テレビなどで大道芸を見たことがあるという方は多いでしょう。しかし実際に生で大道芸を見ると、雰囲気が全く違います。
その場の空気感、テレビとは違う成功するのかというドキドキ、大技が成功した時のその場の一体感。これは実際に現地に足を運んで見なければ決して味わうことができないものです。
大道芸はなかなか見る機会がなく、あったとしても足早に通り過ぎてしまうことが多いのかもしれません。しかし、足を止めてゆっくりと見ていただくと、素晴らしいパフォーマンス、独特のキャラクターを通じて場のお客さんを巻き込んだ一つのエンターテイメントとして楽しんでいただけることと思います。
もしあなたがお出かけ先で大道芸に出会ったら、お時間が許す限りご覧になってはいかがでしょうか。
そしてその芸に感動したと思ったら、 思ったら……
少しばかりの「お気持ち」を大道芸人さんにお伝えしてください……