皆さんこんにちは。
野宿をするのに必要となる装備品、寝袋。
今回は自転車旅で使うという想定のもと、寝袋の様々なメーカーの商品を比較、検討してみました。
自分は安い宿に泊まる予定だから必要ないという方もいらっしゃるでしょう。
しかしライダーハウスなどは、寝袋を持参するのが基本なのでそういった場所に泊まる予定がある方は持っておいた方が良いと思います。
寝袋選びで同じように悩んでいる方への助けとなれば幸いです。
自転車旅だけでなく、徒歩や車での旅などにも対応しているところは多いと思うので
そういった旅をする予定の方もよろしければご覧下さい。
目次
自転車旅に適したシュラフとは
自転車で旅をするにあたって寝袋選びで重要になってくる点が3つあります。
軽い、コンパクト、安い
この3つです。
軽い
自転車に積載する都合、軽ければ軽いほど良いのは間違いありません。
重量が増えればそれだけ自分が疲れるだけですからね。
なるべく軽量なものを選びましょう。
コンパクト
軽いものが良いと書きましたが、軽くてもかさばるものは
バッグなどに入れられなかったり、自転車に積み込むときに苦労します。
小さくまとめられるものがおすすめです。
安い
旅のお供に自転車を選ぶ人の思考回路は2つに1つ。
サイクリングが好きだからorお金がないから
この二種類が主な理由だと思います。
あとは運転免許を持っていないというのもありますね。
寝袋にはこだわるべきだという声もよく聞きますが、それでも少しでも安く手に入れたいというのが本音でしょう。
そういった安くて品質も良い寝袋も後々紹介していきます。
寝袋選びで見るべき2つのポイント
寝袋を選ぶときの基準はサイズと軽さ、そして安さですがそれ以外にもチェックするポイントがあります。
それは耐寒性と素材です。
快適温度と限界温度
寝袋の商品スペックの中には、この表記があります。
言葉通り、快適に使える温度と使用できる限界の温度ということです。
この表記なのですが、メーカーによって基準が違ったりするので鵜呑みにするのは禁物です。
記されている温度よりある程度余裕を持って寝袋を選びましょう。
寒いようなら服を着込む、エマージェンシーシートを体に巻くなどしてうまいこと調節することが大事です。
逆に暑いのならそれは大きな問題にはなりません。
寝袋から出ればいいだけですし、掛け布団にしたりすればどうにでもなります。
次は素材についてです。
素材は大きく分けて化学繊維とダウン(羽毛)の2種類がある
寝袋は使われている素材によって大きく2つに分類することができます。化学繊維とダウン(羽毛)です。
大まかな特徴は以下の通りになります。
素材 | ダウン(羽毛) | 化学繊維 |
メリット | 軽い 濡れに強い コンパクトになる 耐久性がある | 値段が安い 濡れに強い 手入れがしやすい |
デメリット | 値段が高い 濡れに弱い 手入れに手間がかかる | かさばる (ダウンに比べて)重い |
一見すると、自転車の旅に向いているのは化学繊維の寝袋です。
しかし、デメリットのかさばるという点が思いのほか大きいんですよね。
自転車に荷物を積み込む関係上、大きいと取り付けるのに苦労しますし
他の荷物を積み込むスペースがなくなってしまいます。
対して、ダウンの寝袋は軽くて小さいですがその分お金がかかり、
更に濡れ対策のためにシュラフカバーという寝袋を水滴から守るための
カバーも追加購入する必要が出てくるため更に出費が増える可能性があります。
ここに関しては、どれだけお金をかけられるかの問題になるでしょう。
どちらにしてもお金かサイズのどちらかは かさんでしまいます。
少しでも軽くて小さくしたいならダウン、安く済ませたいのなら化学繊維のものといった感じで
自分のお財布と相談して決めるのがいいです。
これからダウンと化学繊維それぞれでおすすめの商品を紹介していきます。
春~秋の3シーズンで使用する場合
こちらでは厳冬期(12月~2月)に野宿しない場合を想定したラインナップになっています。
ダウン(羽毛)のおすすめ寝袋
商品名 | モンベル(mont-bell) ダウンハガー800#2 | [NANGA(ナンガ)] オーロラ 500 STD | タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 5 | |
φ16×32cm | φ18 × 30cm | φ17×34cm | φ18cm×34cm | |
重さ | 733g | 1150g | 1060g | 960g |
値段 | ¥38,000 +税 | ¥35,000 +税 | ¥27,000 +税 | ¥28,000 |
快適使用温度 | 0℃ | -4℃〜 / -20℃ | 4℃~ / -1℃ | 記載なし |
限界使用温度 | -6℃ | 記載なし | -6℃ | -6℃ |
寝袋で有名なブランドは国内ではmont-bell(モンベル)、NANGA(ナンガ)、ISUKA(イスカ)の3社があります。
それぞれに特徴があり、mont-bellでは伸縮性に優れて軽く、体にフィットする点。
伸縮性が抜群で、寝袋の中であぐらをかくことができます。
NANGAは永久保証がついており、更に表面に撥水性素材を用いてシュラフカバーがいらないのが利点です。
ISUKAはラインナップの豊富さと価格がリーズナブルな点があげられます。
足元にダウンの量を多くするなど、分配を場所ごとにかえているので効率的な保温、保湿が期待できます。
また、2015年に設立されたタケモというメーカーも評価が高いです。
インターネット販売に絞ることでコストダウンを図り、品質も高いと評判になっています。
化学繊維のおすすめ寝袋
名称 | ロゴス 寝袋 ウルトラコンパクトアリーバ・-6 | |||
収納サイズ | φ20.5×41cm | φ19×35cm | φ19×38cm | φ25×45cm |
重さ | 1,460g | 1300g | 1350g | 1600g |
値段 | ¥17,500 +税 | ¥16,000 +税 | ¥17,500 +税 | ¥13,800(税込) |
快適使用温度 | 2℃ | 4℃~ / -1℃ | 記載なし | 記載なし |
限界使用温度 | -4℃ | -6℃ | -6℃ | -5℃以上 |
化学繊維で作られた寝袋はダウン製のものよりも圧倒的に安く、中には半額以下で買えるものもあります。
多少かさばってもいいから安く寝袋を手に入れたいという方はこれらの中から選ぶのもいいでしょう。
冬でも野宿がしたい人向け オールシーズン寝袋
こちらは年間を通して寝袋を使って野宿がしたいという方向けのラインナップです。
暖かさを維持するために多くの中わたを使用するため、値段も上がってきます。
ダウン(羽毛)のおすすめ寝袋
商品名 | モンベル(mont‐bell) ダウンハガー800#1 | [NANGA(ナンガ)] オーロラライト 600 DX | タケモ(Takemo) スリーピングバッグ 7 | |
収納サイズ | φ18×36cm | φ17×31cm | φ20×34cm | φ20×37cm |
重さ | 918g | 1050g | 1100g | 1180g |
値段 | ¥45,000 +税 | ¥50,000+税 | ¥38,000+税 | ¥33,000 |
快適使用温度 | -3℃ | -4℃〜 / -11℃ | -5℃〜 / -10℃ | 記載なし |
限界使用温度 | -9℃ | 記載なし | -15℃ | -15℃ |
自転車での旅行ということで、積載量のことを考えるとこのラインナップから選ぶことになると思います。
基本的には3シーズンで使用できる寝袋よりダウンの量が多くなったものなので特徴は変わりません。
この中でもやはり一番軽いのはmont-bellですね。
化学繊維のおすすめ寝袋
商品名 | コールマン(Coleman) タスマンキャンピングマミー L-15 | |||
収納サイズ | φ22.8×45cm | φ25.5×40cm | φ27×40cm | φ31×49cm |
重さ | 2,040g | 1720g | 1950g | 3400g |
値段 | ¥20,500 +税 | ¥18,500+税 | ¥21,000+税 | ¥13,800 |
快適使用温度 | -7℃ | -2℃〜 / -7℃ | 記載なし | -9℃ |
限界使用温度 | -14℃ | -12℃ | -15℃ | -15℃ |
年間を通じて寝袋を使用する場合、化学繊維の寝袋ではサイズが大きくなりすぎてしまうので自転車で旅をする場合はあまり向いていません。
車で旅をする場合ならば問題なく使用することが出来ると思います。
どれだけ重くかさばってもいいからなるべく安くいつでも使える寝袋が欲しいという方がいらっしゃれば
これらも選択肢の中には入るのかなとは個人的に考えます。
まとめ
睡眠というのは生きていく上で欠かせない行為なので、寝袋もなるべく良いものを買った方が良いでしょう。
特に野宿というのは普段よりも睡眠の質が落ちるかもしれないのでしっかりと考えて
「これだ」というものを選んでいただけたらと思います。