皆さんこんにちは。
長崎県の雲仙は温泉で有名で、様々な共有浴場があります。
今回はその中でも、雲仙で1番熱いとも言われている雲仙子地獄館に行ってきました。
雲仙温泉とは
温泉で有名な九州、その中でも長崎県で有名なのが雲仙温泉です。
標高700mの場所にあり、幕末には吉田松陰先生も湯治に訪れたそうで、観光名所である「雲仙地獄」や宿泊施設、共同浴場があります。
こちらが雲仙地獄です。あちこちから蒸気があがり、硫黄の匂いが充満しています。
途中にある森林
こうして雲仙地獄を楽しみながらお目当ての雲仙子地獄館まで行こうと地図で調べると、このような看板が。
よしよしと思いつつ先を見ると広がっていたのはこんな道でした。
すごい道通るな…本当に合ってるのか?と不安になりながらもどんどん進んでいきます。
こういう冒険してる感じの道って良いですよね。でも700m以上あるので結構な道のりではありましたが、なんとかお目当ての子地獄温泉に到着。
温泉街から少し外れたところにあるので、人も少なく、なんとも風情が有って良い感じです!
早速中へ入ると、券売機で入浴券を買うように説明を受けます。
下の方にあるお弁当や玉子が気になりつつも券を買って入場。
※現在は大人:460円、子供:230円、幼児無料になったそうです。
ここから先は写真を撮っていないので文章のみでお送りいたします。
浴場に入ると、硫黄の香りと煙がすごい。気圧されながらも全身を洗い、湯船に向かいます。
湯船は二つに分かれていて、源泉100%かけ流しの熱湯の箇所と水を入れてぬるくした箇所があり、打たせ湯もありました。
お湯の色は真っ白で、底が見えないほどです。泉質は硫黄泉で、
効能は血行促進や疲労回復、皮膚病全般に効果があるとのこと。硫黄の香りが濃いのでこれは相当期待できそうです。
そう思いながら軽い気持ちで熱湯の方の湯船に片足をつけたところ、
(熱っつ!!!!!!!!!!!!!)
あんまりにも熱くて思わず出した足を引っ込めました。
九州の温泉を舐めてましたね。まさかここまで本気だとは思ってませんでした。
完全にビビリながら再度お湯にin。やっぱあっちぃわこれ。
まさか入浴するために気合を入れることになるとは思いませんでしたよ。全身に力を込めつつ、両足ともすねまで湯船に入れることに成功。湯船の中に段差があってこれほど助かったと思ったことはありません。
ここで皆さんに子地獄温泉に入る際の注意点をお伝えしたいと思います。
先ほどお湯の色が真っ白で底が見えないと言いましたが、そのおかげで湯船の段差がどこで終わっているのかも確認することができません。
私はそれで段差を踏み外して、一気に身体が湯船の中に入ってしまい死ぬかと思いました。
皆さんはきちんと足場を確認してゆっくりと入りましょう。
ヒーヒー言いながらも身体を湯船に沈めて入浴を試みます。
相も変わらず熱くて熱くてたまりませんでしたが、私とてもう二十歳を超えた大人。そのうちに慣れるだろうと思いながらひたすらじっと耐え続けます。
そうしていくらかの時間が経ち、熱いと悲鳴を上げていた私の身体が真っ赤になる頃にはこの湯船の温度が心地いい温度に変わる…ということはありませんでした。
いつまでも熱かったです。湯の中で身体を動かす度に全身が痺れるような感覚が止まりません。流石地獄。
私は今、全身を真っ赤にさせた赤鬼なのかもしれないとか思い始める始末です。
隣のぬるい方の湯船に入れば良かったのかもしれませんが、10分前の自分はぬるい方に入るのはなんだか負けた気分がして嫌だったんですよ。
そう、一つも大人になんかなれてないただのクソガキだったんです。
やっぱここは地獄を体験しておくべきでしょwとか思ってた自分を引っぱたいてやりたい。
そんなクソガキに地獄の熱さが我慢できるわけもなくいつもより早めに上がることにしました。
湯船から出ると軽く立ちくらみがします。頭から血が抜けて顔がすーっと冷たくなる感じを覚え、ああ、今度は青鬼だなーとかふらふらの頭で考えてました。
赤鬼にも青鬼にもなれちゃう雲仙子地獄温泉。なんて素晴らしいんでしょう。
着替えて脱衣所から外に出ると、お風呂に入る前から気になっていたあれを注文。
そう、温泉玉子です。
佐賀のブランド鳥「骨太有明鶏」の卵を湯に入れて作ったもので、隣の緑の紙に包まれているのはお塩です。こういう温泉で作られた茹で卵ってなんでこんなに心惹かれるんでしょうか。
ここには休憩所も用意されているので、そこでゆっくり食べることにしました。
早速食べようと思って玉子の殻を割ろうとしたんですが、熱くて持てません。
この地獄で作ってるんだから玉子も地獄になるのは当然のことだというのに…
ちょっと冷ましてハフハフしながらいただきました。黄身がホクホクでとても美味しかったです。
君も雲仙子地獄温泉館で鬼になろう
初めて九州の温泉に入りましたが、本当の熱さを知ってびっくりしました。
熱い熱いと言いながら入っていた今までの風呂はぬるま湯だったのだと知り、掛け値なしの源泉かけ流しに触れ自然の本気を知ることができて本当に良かったです。
皆さんも雲仙子地獄温泉館で湯治をしてみてはいかがでしょうか。
本当に熱いので注意してくださいね!
雲仙子地獄温泉館
住所:〒854-0621 雲仙市小浜町雲仙462
TEL:0957-73-2351
営業時間:9:00~21:00
定休日:無休
駐車場:200台 (青雲荘含む)
料金:大人:460円、子供:230円、幼児無料