こんにちは。
北海道の冬のリゾートバイトはトマムやキロロなど、スキー場のバイトがとても人気で、リピーターも多い有名所です。
そこで否でも応でも考えなければいけないことといえば、「寒さ」です。
私は以前、北海道のスキー場でリフト係として働いていました。
私が働いていたスキー場では大体マイナス4℃〜8℃、寒い時にはマイナス15℃まで気温が下がりました。
実際、関東に長年住んでいた私には考えられないような世界で震えましたよ。試される大地スゴイ。
これでもまだまだ上があるんだから北海道は恐ろしい所です。
今回はそんな状況の中で11月〜4月の間働いたうえで私が講じた寒さ対策について紹介します。
これから同様のバイトをしようと思っていらっしゃる方が少しでも参考になれば幸いです。
目次
スキー場の防寒で一番重要なのはいかに体を快適に保てるか
寒いんだからたくさん着込んでいけばいいと思いがちなのですが、リフトの仕事ではそれが通用しません。
私の職場では大きく分けて主に以下のような仕事がありました。
- 外で立って乗り降りのサポートと監視
- 小屋の中に入っての監視
- 除雪
大体の業務は、外での監視→小屋の中での監視を繰り返す感じで小屋と外を行ったり来たりすることになります。
外での監視の仕事はリフトにお客さんが乗り降りできるようサポートするのが主な業務で
特に激しい運動をすることはありません。クソ寒いですが。
小屋の中での監視は暖房が効いた小屋の中でお客さんがリフトから落ちそうになったりしないか監視する仕事で
危なくなったときは非常停止ボタンを押してリフトを停止させます。
座りっぱなしなのでこちらも動いたりすることはほとんどありません。
問題は3の除雪です。
これがかなりの重労働で、普通に汗だくになります。
着込めるだけ着込んで仕事をすると、外で監視しているときは良いのですが、小屋の中にいるときと除雪中には暑くてしょうがなくなります。
そうやって汗を多量にかいてしまうと、身体も一気に冷えてしまうので体調を崩すおそれも。
なので寒いからといってとにかく着込めば良いんじゃないかという考え方は、あまりオススメできません。
リフト係でのバイトでは、いかに体温を上下させないかが肝心になってくる訳ですね。
仕事によって温度変化の波があるので、自分がどれくらい汗をかきやすいのか、
どの程度着込めば快適に過ごせるかを意識しながら仕事をしていきましょう。
リフト係で一番考えなければいけない防寒対策は足
リフト業務において一番重要なのが足先の防寒です。
寒いからといって靴下を何枚も重ねて履くと、足の温度と防寒靴の中の空気の温度に隔たりができて結露が起こり、知らず知らずのうちに靴下がびしょびしょになります。
また、暖かい小屋の中で過ごすので厚着しすぎると足が汗をかいて同じく靴下が濡れます。
そうして外に出ると濡れた靴下が一気に冷やされ、結果防寒しているのにも関わらず足先がめちゃくちゃ冷たくなってしまうのです。
暖かさの違う靴下、インナーを使って微調整することが大切
大切なのは、暖かすぎず寒すぎない丁度いい温度を保ち続けることです。
- 薄手の靴下
- ヒートテックの靴下
- 長靴用防寒インナー
こういった保温力の違う素材をその日の気温に合わせながら調節していきます。
長靴用の防寒インナーは、ホームセンターに行けば売っています。
極限まで寒い日は、ヒートテックの靴下を二枚重ね履きしたうえに長靴の防寒インナーを付けた日があったりしました。
いきなり重ね着しすぎると汗で湿ってしまって全部取り替えないといけなくなってしまうので、
予備を持っていき、足りないと感じたら順次履いていく方法が良いでしょう。
長靴は良いものを選んだ方が絶対良い
長靴選びも大変重要です。
安い長靴を買っていた仕事仲間が事あるごとに
「寒くて足もげそう」
と愚痴をこぼしていたので長靴はしっかりとしたものを選びましょう。現地のホームセンターに行けば長靴が売っています。
私は北海道でのバイトでちょうど通り道に札幌があったので長靴のミツウマという長靴専門店で購入しました。
結果として大正解だったので寒い思いをしたくない人は長靴にお金をかけるのが良いと思います。
体の防寒対策は空気の層を作ることが大事
体の防寒をする際はピッタリとした衣服を先に着ていき、
後からゆったりとした衣服を重ね着しましょう。
そうすることによって空気の層ができ、冷たい空気が体に届くのを遮ってくれます。
- 普通の下着(速乾製のTシャツなど)
- ユニクロ ヒートテック極暖
- ユニクロ ヒートテック超極暖
- 支給された制服(フリース素材の上着)
- 支給された制服2(スキーウエア素材の上着)
- 普通の下着(トランクスやボクサーパンツ)
- ユニクロ ヒートテック極暖
- ユニクロ ヒートテック超極暖
- ジャージ(寝巻きにするようなスウェット生地)
- 支給された制服(スキーウエア素材のズボン)
ちなみに私の体型ですが、BMI指数がだいたい18くらいと平均以下のやせ型です。
これらを全部着込んでマイナス6℃くらいまではいけました。
マイナス10℃を超えると立ち番ではやはり寒かったです。
顔の防寒対策は同時に吹雪にも備える
ニット帽を被るのはもちろんですが、配属される場所によっては屋根の無い吹きさらしの場所もあるので
風が強い日は雪が雪がバチバチ顔に当たってきます。
そんなのをまともに受けていては仕事どころではないので、
フェイスガードやネックウォーマーを使って吹雪対策をしましょう。
サングラスは目に入る雪対策とともに、晴れの日の眩しさ対策もできるのが優秀です。
一面雪で覆われているので、よく晴れた日は太陽光が反射しまくってめちゃくちゃ眩しいんですよね。
働いている人の中には、スキーやスノーボードで使うゴーグルをはめている人もいました。
手の寒さ対策はゴム手袋があると便利
手袋は職場から支給されたものを使っていましたが、私はこれだけで事足りてました。
不安な人は裏起毛のインナー手袋などを用意しましょう。
また、春先など気温が高くなった日は雪が溶けてくるので作業をしていると手袋がびしょびしょになってしまうこともありました。
私はゴム手袋を持ち込んだんですが、指先が濡れることなく快適だったので見た目が気にならないのであればおすすめです。
まとめ
リフト係のバイトは寒さと暑さという二つの要素を相手にしなければいけないので
体温調節が大変ですが、これさえマスターしてしまえば
もう何も怖いことはありません。
皆さんがスキー場で働くときの参考になれば幸いです。