「イスラム流 幸せな生き方」を読んでイスラム教に対する考えがひっくり返った

イスラム流 幸せな生き方

こんにちは。

皆さんはイスラム教と聞いてどんなイメージを持ちますか?

”危なそう”というイメージが頭の中に浮かぶ人は多いと思います。私もこの本を読むまでは漠然とそんな風に思っていたりしました。

この本は実際にイスラム圏を20年以上渡り歩いてきた著者の常見藤代さんが、イスラム教とはどういった宗教なのか、そこに暮らしている人々はどんな暮らしをしているのかをまとめた本です。

これを読めばあなたの中のイスラム教の考え方は大きく変わると思います。

以下、読んで印象に残った部分を抜粋します。

ラマダン(断食)の月はお祭り騒ぎ

イスラム教にはラマダンという断食をしなければならない期間が設けられています。

なんとそれは一か月の間続くそうです!

一か月も断食とか餓死するじゃんと普通は考えますが、本当に何も食べないわけではありません。

日が出ている間だけで、日没後は自由に飲み食いができるようになります。

でもすごい辛そう……と我々は思ってしまいますが、ムスリム(イスラム教徒を指す)の人たちはむしろ楽しみにしているそうです。

ラマダンはお祭りだ。特別イベントやセールが目白押し。テレビでも特別番組が放送される。町のあちこちに臨時遊園地ができる。クナーファやアターイフといった甘いお菓子を作って売る屋台が出て、カラフルな天幕で飾られる。オフィスでは仕事の始まりが1時間から1時間半ほど早まる。ラマダンは1年のうちの最大行事であり、お正月みたいなものだ。

特に楽しみなのはやはり日が沈んだあとの食事(イフタール)だそうです。

普段より豪華な食事が並び、ラマダン中は逆に太る人もいるんだとか。

断食をしなくてはいけないなんて多分みんな必死に耐えて毎日を過ごしてるんだろうな

と自分はこの本を読むまで思っていたのでこれはびっくりしました。

貧乏は恥ずべきことじゃない

イスラムでは貧者、孤児や老人、女性など弱者を助けるのが基本理念だ。とりわけ貧者にはやさしい。

イスラム教では、貧者への施しは信者の義務とされています。

イスラムではすべては神のものであるという考え方があり、裕福な人も神から富を預かっているだけだというのです。

その中にはもともと貧しい人たちの権利が含まれているからこれを返すのは当然の行為で、

それをしないと「不当」にあたるといいます。

日本ではまず考えられないと思います。いくら貧しいからといって、お金を人から恵んでもらうなんてとんでもない! と感じてしまいますよね。

これを知って、私は衝撃を受けました。なんというか、人間という存在自体を大切に扱っているんだなぁといった感じでイスラムの考え方にとても興味がわいたんですよね。

イスラムは男女平等

「男女平等」がイスラムの基本理念だ。(中略)

男女は平等だが違うもの。その違いに応じた役割があるとする。

男の方が体力があり、肉体的にも力が強いので女性は守らなければならないという価値観があります。「男は強く、女はか弱い」が基本的な男女観だそうです。

これを聞いて、「男女差別だ!」と考える方がいらっしゃるかもしれません。しかしイスラムにはそういった発想がそもそもないそうです。

男と女は対等ではありますが、対称ではないということです。

肉体的な違いをきちんと理解し、それぞれが助け合って生きる。

日本では女性が弱い生き物だと言われるとそんなことはないと否定したくなりますが、

イスラムでは女性は自身の弱さを自覚しています。そして弱者は強い者が守らなければなりません。

これは前の貧しい人たちにおいても同様です。

強い者も弱い者も、すべて生活するうえで無くてはならない存在なのです。

まとめ

この本には私たちの知らなかったイスラム教の実態がたくさん書かれています。

そんな中でイスラム圏で暮らしている人に共通していることがあります。

それは、イスラム教徒の人々は人生を本当に楽しく生きているという点です。

宗教という規範に従い、断食という辛いことも祭りのように楽しんで日々を明るく過ごしています。

また、イスラム圏では自殺は少ないとされています。自殺すると地獄に行くとされているからです。

この本のなかにイスラム教徒のこんな一節がありました。

「中東はいつも戦争ばかりして危ないところだって日本人は思っているだろう。でも日本では毎年三万人も自殺してる。日本人同士がお互いに殺し合ってるようなものじゃないか。日本はちっとも安全な国じゃない」。

イスラム圏では誰かが生活に困れば周りの人が進んで助けます。それが神の教えだからというのももちろんあるでしょうが、それを抜きにしても私はそれが人のあるべき姿なのではないかなと強く感じました。

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